お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学学科 理学専攻情報科学コースに外部から合格しました

あまりお茶大の院試について書かれているものがなく、外部から受かったということで記録に残しておきます。

 

ここでは自分がどのような勉強、対策を行ったかを書いていきます。

(思い出したらその都度更新します。)

 

院試概要

(今年のはHPで確認してください)

www.ao.ocha.ac.jp

前提として、

TOEICなどの英語スコア提出を求められる

・毎年、数人不合格者が出る

・8月入試で落ちても2月入試がある

 

出題範囲

<筆記>

数学:

微分積分

線形代数

 

情報:

アルゴリズムとデータ構造

情報理論

数理論理学

論理回路

などの分野からランダム

(10年分の夏と冬の過去問から出た科目を分析したノートを、試験終わった瞬間捨ててしまいました...)

 

<面接>

・筆記の解答用紙を先生が見られていて、この問題今ならわかりますか?など、筆記問題でできなかった問題についての話がありました。

・学部の研究について

・大学院での研究について

・2人の先生を選んで、その先生の専門分野からの質問に答える

 

院試までの流れ 

 

まず、院試の勉強を始めた時の状況は

・情報系の学部に通っていた

微積は数Ⅲの知識までが微かにある

線形代数は学部一年でやったっきりで、ほぼ知識0

・基本情報者試験は合格(午前問題は60点)

・学部の授業は落単しないようにギリギリでやっていた

・プログラミングは知識は授業でやったもの程度(低いと思います)

そして、一番重要なのが、

・学部でお茶大の先生の書いた数理論理学を勉強していた(これは結構ガチってました)

という感じでした。

 

1月 大学院研究 

あることがきっかけである企業(A社)にものすごく就職したくなって、どうしたらその企業に就職しやすいかを調べました。その中で、A社はある分野の研究者をよくとっているということがわかり、その研究分野は通っていた学部ではできず、その研究ができる大学を調べていました。あと、大学のHPで出ている就職結果を見て、A社に行った人がいる大学を調べていました。

 

その時点では他の大学院を考えていました。

 

2~4月 数学、英語などの勉強 

とは言っても、あまり本腰を入れずダラダラ勉強していた覚えがあります。

数学は、どこの情報系の大学院でも必要なので、マセマや学部の数学の教科書を解いていました。正直自分には難しくて、ペースは亀のようでした。

 

ここでやっていた微積線形代数の問題が

www.mathema.jp

www.mathema.jp

でした。

ほぼ知識のない状況で取り組んだので、難しく、あまり前に進むことができなかったです。

 

また他の大学院の方で、情報理論統計学の勉強をしていました。

情報理論は、当時他の大学院にいらっしゃった情報理論の先生の授業のpdfを見て勉強していました。

sites.google.com

ちなみに独学ではしんどかったです。でも、学部でここまで丁寧におしえてもらっていなかったので、仕組みがよくわかりました。

 

その他の大学院でもTOEICのスコアの提出を求められていたので、勉強していました。

650あればいいのかな、とそのくらい目指して勉強していました。

やっていた参考書はこちらです。

・金のフレーズ

・公式問題集

youtubeで検索したら出るリスニング問題

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

 

5月 お茶大の受験を決意 

4月の終わり頃にお茶大の受験を意識するようになりました。

5月に希望する研究室の先生に連絡して、詳しい試験内容などを聞きました。

お茶大のHPにも書かれていますが、受験希望の人はあらかじめ先生と連絡を取ることとあります。正直5月は遅かったかなと思っているので、早ければ早いほどいいと思います。

 

その先生に10年分の過去問と、試験内容について詳しく教えていただきました。

 

5月の末にTOEICを受験して、その時のスコアが660点くらいで、それをスコアとして提出しました。

 

6月 専門科目の勉強 

6月ごろに専門科目の勉強を始めました。

この時期、他の大学院の勉強もあったので、知識を詰め込む感じだったのですが、お茶大を受験するのには

論理回路

アルゴリズムとデータ構造

・数理論理学

情報理論

あたりを勉強していました。

 

後で勉強方法をまとめようと思っていますが、

論理回路アルゴリズムとデータ構造は学部の資料を参考に、

数理論理学はお茶大の先生が書かれた、

www.utp.or.jp

 

情報理論は先ほどあげた西田先生のpdfと学部の授業のものをやっていました。

 

7月 過去問に手を出し始める 

先生からいただいた10年分の過去問を始めました。

とは言っても、7月初旬に通っていた大学の院試、7月末に他の大学院の院試があって、

それ優先にやっていたので、一年分ほどしかできませんでした。

 

8月 死に物狂いで勉強しました... 

他の大学院の院試が本当にできなくて、これはやばいと思ってやりました...本当スタートが遅いんですよね。真似してはいけません。大学受験を控えた弟も含めて、家族に多大な迷惑をかけました。ごめんね..

他の大学院の試験が7/31が終わって、お茶大の試験が8/19だったので、この期間が一番勉強しました。

 

それまでやったのが

・マセマの微積線形代数の教科書と問題集をどの問題も解けるように最低2周した。

・過去問10年分、夏と冬を全て解いて、解答を作った。

・研究内容についてまとめた

って感じです。

 

本当に過去問の解答が欲しかったですね...

私は結局、

ja.wolframalpha.com

このサイトの課金をして、微積線形代数をこれで計算してもらって、グラフが合っているかを確かめていました。

 

他の専門科目は調べました。

 

本当に私も過去問解いたものをここで公開できたら良かったのですが、試験の時に泊まっていたホテルに捨ててしまって...笑

 

試験当日 

周りは内部生ばかりなので、結構みんな友達どうし喋っているので、試験会場は賑やかでした。

面接前のお弁当はその筆記を受けた教室で食べたら大丈夫です。(内部生はどこかに食べに行ってしまったので...)

また、筆記会場と面接会場がわかりにくかったです。でも時間があるので、早めに面接会場を探す旅に出かけると良いです。

 

 

最後に 

院試は情報戦なので、できるだけ先生や内部生に話を聞けるといいです。

なるべく積極的に連絡を取ることをお勧めします。

 

また、私は戸次先生の数理論理学を学部でやっていたので、超ラッキーだったのですが、なかなかえぐい内容なので、できるだけ早めに勉強されることもお勧めします。